「加藤浩次だから見る」は番組の視聴動機にどれだけあるか

公開日: 更新日:

 かつて「スッキリ」では、モスバーガーと番組(テリー伊藤)がコラボして、辛テリー焼きバーガーなる商品を期間限定で出したことがあるが、その程度が関の山なのである。

■エージェント契約打ち切りも当然

 つまり、決まったバジェットでやりくりするとなると、今やどこも「足す」「増やす」との発想を持てない。「削る」しかない。ではどこを削るかといったら、まずコスパを見てしまう。加藤が今、どれだけ番組で顔であっても、視聴者の視聴動機に「加藤だから見る」がどれだけあるのか? まあ、ないだろう。

 視聴者が求めているのは、MCやコメンテーターのコメントよりも自分に役立つ情報だ。そのロジックで言ったら、加藤を出し続ける意味はなくなっていく。

 お笑いの吉本もシビアなビジネス会社だから、「儲からない」コンテンツは削っていく。「粛清」は加速していくだろうが、それは単純に損得勘定だと思う。テレビ業界的に需要が減っている。ただ、それだけの話。ネットに追い付き追い越されの、まあ経年劣化だろう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    “最強の新弟子”旭富士に歴代最速スピード出世の期待…「関取までは無敗で行ける」の見立てまで

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  2. 7

    物価高放置のバラマキ経済対策に「消費不況の恐れ」と専門家警鐘…「高すぎてコメ買えない」が暗示するもの

  3. 8

    福島市長選で与野党相乗り現職が大差で落選…「既成政党NO」の地殻変動なのか

  4. 9

    Snow Manライブで"全裸"ファンの怪情報も…他グループにも出没する下着や水着"珍客"は犯罪じゃないの?

  5. 10

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です