「加藤浩次だから見る」は番組の視聴動機にどれだけあるか

公開日: 更新日:

 かつて「スッキリ」では、モスバーガーと番組(テリー伊藤)がコラボして、辛テリー焼きバーガーなる商品を期間限定で出したことがあるが、その程度が関の山なのである。

■エージェント契約打ち切りも当然

 つまり、決まったバジェットでやりくりするとなると、今やどこも「足す」「増やす」との発想を持てない。「削る」しかない。ではどこを削るかといったら、まずコスパを見てしまう。加藤が今、どれだけ番組で顔であっても、視聴者の視聴動機に「加藤だから見る」がどれだけあるのか? まあ、ないだろう。

 視聴者が求めているのは、MCやコメンテーターのコメントよりも自分に役立つ情報だ。そのロジックで言ったら、加藤を出し続ける意味はなくなっていく。

 お笑いの吉本もシビアなビジネス会社だから、「儲からない」コンテンツは削っていく。「粛清」は加速していくだろうが、それは単純に損得勘定だと思う。テレビ業界的に需要が減っている。ただ、それだけの話。ネットに追い付き追い越されの、まあ経年劣化だろう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束