フリーアナ渡辺真理に横浜市長選出馬情報 市長と親密関係

公開日: 更新日:

 フリーアナウンサーの渡辺真理氏(53)が、8月22日投開票の横浜市長選に自民党推薦で出馬すると月刊誌「FACTA」のオンライン版が号外速報で5月30日に報じて話題だ。

 記事によれば、6月7日に開かれる自民党横浜市支部連合会(市連)の大会で、推薦候補を正式発表する予定だが、現職の林文子市長(75)の後継指名として、渡辺氏の名前が挙がっているという。

 同誌は5月にも菅総理と関係の深い元参院議員の松田公太氏(52)や神奈川選出の自民党参院議員の三原じゅん子氏(56)が有力候補に挙がっていると報じているが、ここへきて、林氏お気に入りの渡辺氏の名前が急浮上しているというのだ。

 渡辺氏は取材を通じ経営者時代の林氏と知り合い、この10年間は林市長が登壇する市のシンポジウムなどの司会の仕事を多数こなしてきたため、両者の関係は親密だという。

 75歳と高齢で、すでに3期務めている林氏については、自民党の“内規”で、政令市長選で4選を目指す候補者に公認や推薦を出さない決まりがあり、林氏はハシゴを外されたと記事では伝えている。

■生粋の“ハマッ子”

 渡辺氏といえば、生まれも育ちも横浜の生粋の“ハマっ子”。国際基督教大学を卒業後、90年にTBS入社。96~97年に同局の「筑紫哲也 NEWS23」のサブキャスターを務めた後、98年にフリーに転身。98年からは「ニュースステーション」のサブキャスターとして、番組終了の04年まで、久米宏氏の隣に座っていた。

「リベラルな印象が強いが、Nステ終了後は、キャスターという感じではなかった。『最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学』(04~09年)や『そこまで言って委員会』(15~19年)で司会を務めましたが、現在はテレビで目にすることも少なくなっていました」(芸能関係者)

松田公太氏や三原じゅん子では勝てない…

 ちなみに渡辺氏は、08年にフジテレビ局員の男性と結婚している。記事では、自民党市連と菅首相側近の坂井学内閣官房副長官(衆院議員・神奈川5区選出)らが協議した結果、市連が行った直近の世論調査で人気が低かった松田、三原の両氏では現職の林氏が出馬したら勝てないと判断したため、渡辺氏に白羽の矢を立てたという。政治評論家の有馬晴海氏はこう話す。

「政治家と距離が近いタレントがいると必ずこうした話が取り沙汰されますが、当たらずとも遠からずのところはあります。現職の林氏は、任期も長くなってきて、カジノ誘致や待機児童のカウント方法の問題でメッキが剥がれてきてしまったところがあるので、自民党としては、知名度があって新鮮な渡辺真理氏を推薦し、一気に形勢を固めたいということはあるかも知れません」

 有馬氏がさらに続ける。

「最終的には、本人の考え次第だと思いますが、渡辺氏は誠実で勉強家という印象もあり、地元横浜のイメージも強い。女性起用の流れにも合致する。またキャスター出身だけに発信力は抜群でしょう。テレビ業界が先細る中、今まで培ってきたものを生かして政界進出を考えたとしても不思議ではありません」

 日刊ゲンダイは渡辺氏の個人事務所に出馬の意思を聞いたところ「出馬の予定や出馬の打診を受けた事実はございません」と回答があった。

 しかし昨今は、小池百合子氏(東京都知事)、黒岩祐治氏(神奈川県知事)、蓮舫氏(参院議員)、丸川珠代氏(参院議員)ら、キャスター出身の政治家が目立つ。出馬となれば全国区の話題となることは確実だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    悠仁さま筑波大進学で起こる“ロイヤルフィーバー”…自宅から1時間半も皇族初「東大卒」断念の納得感

  2. 2

    中山美穂さん急死、自宅浴槽内に座り前のめり状態で…大好きだった“にぎやかな酒”、ヒートショックの可能性も

  3. 3

    辻仁成は「寝耳に水」 中山美穂離婚報道の“舞台裏”

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  1. 6

    中山美穂さん急逝「加齢の悩み」吐露する飾らなさで好感度アップ…“妹的存在”芸人もSNSに悲痛投稿

  2. 7

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  3. 8

    【独自】急死の中山美穂さん“育ての親”が今朝明かしたデビュー秘話…「両親に立派な家を建ててあげたい!」

  4. 9

    豊作だった秋ドラマ!「続編」を期待したい6作 「ザ・トラベルナース」はドクターXに続く看板になる

  5. 10

    紅白出演をソデにした旧ジャニーズ痛恨の“判断ミス”…NHKに出たい若手タレントが大量退所危機

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?