小林賢太郎氏は開会式演出をクビに…“もうひとりの太郎”麻生財務大臣「ナチス肯定発言」の責任は?

公開日: 更新日:

 お笑いコンビ「ラーメンズ」時代の1998年頃に手掛けた、ナチスドイツによるユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)を揶揄するコントの動画が問題視され、開会式の演出担当をクビになった小林賢太郎氏(48)。

 これを受け、小林氏は<私が書いたコントのせりふに、極めて不謹慎な表現が含まれていました。(略)当時の自分の愚かな言葉選びが間違いだったことを理解し、反省しています。不快に思われた方々におわび申し上げます。申し訳ありませんでした>との謝罪コメントを発表。悔恨の情を示していたが、ならば、こちらの“太郎”も責任を問われてしかるべきだろう。

 2013年7月に東京都内のホテルで行われた講演会で、「ドイツのワイマール憲法もいつの間にかナチス憲法に変わっていた。誰も気が付かなかった。あの手口に学んだらどうかね」と言い放った麻生太郎財務相(80)のことだ。

 このナチス政権の手法を肯定したとも受け取れる発言は国内外で問題視され、当時、米国の反ユダヤ活動監視団体や中国外務省の副報道局長が非難声明を発表したものの、本人はどこ吹く風。というよりも、国会で野党が幾度となく発言について追及しても、麻生財務相は「何がいけないのか」と言わんばかりの傲岸不遜な態度を取り続け、大臣を辞任するどころか議員も辞めず、きちんとした謝罪もないまま今に至る。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  2. 2

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  3. 3

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  2. 7

    高市首相のいらん答弁で中国の怒りエスカレート…トンデモ政権が農水産業生産者と庶民を“見殺し”に

  3. 8

    ナイツ塙が創価学会YouTube登場で話題…氷川きよしや鈴木奈々、加藤綾菜も信仰オープンの背景

  4. 9

    高市首相の台湾有事めぐる国会答弁引き出した立憲議員を“悪玉”にする陰謀論のトンチンカン

  5. 10

    今田美桜「3億円トラブル」報道と11.24スペシャルイベント延期の“点と線”…体調不良説が再燃するウラ