著者のコラム一覧
ダンカンお笑いタレント・俳優・放送作家・脚本家

本名・飯塚実。1959年、埼玉県毛呂山町生まれ。落語家を目指し立川談志に弟子入り。「立川談かん」として活動した後、たけし軍団入り。お笑いタレント、俳優、放送作家、脚本家と多才で、現在はTAPの専務取締役。

「かねながぁ?」山形の本格的な訛り、わかるかなぁわかんねぇだろうなあ

公開日: 更新日:

 おっ、山形の訛りで思い出したのだ。ネットもSNSもなかった時代のこと、山形出身の後輩漫才師が言うにはかつて、中学生の頃は週に1時間「標準語を学習する授業」があったそうなのだ。

 彼の説明によると、先生がおもむろにその日の課題の言葉、例えば「標準語を美しく話そう」の紙を黒板に張り、まず見本の標準語の発音を先生が声を張りあげ発する、それに続き生徒全員がまるで軍隊のように繰り返す。これをかなり長い時間やるらしいのだが、彼は中学生の頃から漫才師を目指していただけに東京のラジオなどを聴き、標準語のヒアリングだけにはたけていたが、その彼の耳に届いてくるのは先生「ひょうずんごをうづぐじくはなそう」、生徒一同「ひょうずんごをうづぐじくはなそう」、延々それがリピートされ、終了すると先生が「ちれいなひょうずんごのはずおんでした、もうみなさんでぇじょうぶですね」と締めくくるそうだったのですが、漫才師を目指していた彼にしてみると、週に1度の標準語授業は地獄の時間以外のなにものでもなかった……というお話だったっぺ!! =つづく

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  4. 4

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  5. 5

    timelesz篠塚大輝“炎上”より深刻な佐藤勝利の豹変…《ケンティとマリウス戻ってきて》とファン懇願

  1. 6

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  2. 7

    国民民主党“激ヤバ”女性議員ついに書類送検! 野党支持率でトップ返り咲きも玉木代表は苦悶

  3. 8

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  4. 9

    波瑠のゴールインだけじゃない? 年末年始スクープもしくは結婚発表が予想される大注目ビッグカップル7組総ざらい!

  5. 10

    アヤックス冨安健洋はJISSでのリハビリが奏功 「ガラスの下半身」返上し目指すはW杯優勝