著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<53>最敬礼でお出迎えしたドアマンに5000円札でチップを

公開日: 更新日:

 名古屋、京都と「ミス・ワールド」との電話は続き、やっと新大阪の駅に着いた。

「お待ちしていましたよ」

 新大阪駅3階の到着口でアプリコの番頭格・マコやんが出迎えてくれた。

「お疲れさまです。大変だったでしょ」

 野崎幸助さんをベンツの後部座席に座らせて、私は助手席に腰掛けた。

「なんも。大変なことないって」

 マコやんはハンドルを握るのが好きで、運転が苦にならない性格だ。

あのな。リーガに行ってくれ」

 ドン・ファンが言った。初めて会った白浜でのインタビューの時に、彼は大阪では「リーガロイヤルホテル大阪」を定宿にしていると聞いた。私も年に50泊ほど利用していると明かすと「そうか……」と言っていたが、半信半疑だったようだ。10年以上、年に50泊以上もしているとは、にわかには信じられなかったのだろう。

「リーガですか。少し待って下さい」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」