著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

宮川大助・花子<3>花子さんは周囲の気遣いに感謝「知らんふりして“乗っかって”た」

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 最近、おぼん・こぼんさんの“和解”から、コンビの仲の良し悪しが話題になっていますが、私生活でも家族ぐるみで食事をするコンビもいれば、仕事以外のことは一切しゃべらない、目も合わせない、相方の結婚を他の芸人から聞いて初めて知ったというコンビもおり、この話だけで本が一冊書けるほど多種多様です。兄弟コンビでも仕事が終われば別々の家に帰っていきますが、夫婦コンビは仕事が終わっても一緒。そのストレスは計り知れないものだと思います。大助花子さんは昔から本当に仲のいいご夫婦でしたが、亭主関白だった大助さんが花子さんの胃がん以降、その気遣いが変わっていかれたように思います。

 花子さんの休養中は「ずっとそばにいたかった」と大助さんも仕事を休み、大助さんが2007年に脳内出血で倒れた時は、大助さんが「ずっと看病してたら嫁はんしんどいやんか……“漫才の仕事はひとりで行ってきて”と休まずひとりで舞台に立つように伝えた」そうです。

 後にこの話は「この人(大助さん)が休んだ時は私がひとりで仕事して、私が休んだ時は一緒に休むてどういうことやねん!? アンタもひとりで仕事しいな!」と漫才のネタになりました。

 現在は12月の地元・生駒市での仕事に向け、大助さんに付き添われて花子さんはリハビリに頑張っておられます。「NGKのセンターマイクに立って泣きたい」とおっしゃる花子さんの熱い思いが一日も早くかなうことを願わずにはいられません。

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