小栗旬、菅田将暉らの“覚悟”で芸能界と政治の距離が変わる…「VOICE PROJECT」が投じた一石

公開日: 更新日:

 ロックバンド「ONE OK ROCK」のボーカル、Taka(33)はこうだ。

「政治のことなんて興味なかったし、それだけ僕はすごく幸せな環境で生きてることができたんだなっていうのを今になって実感します」

■「僕らのできる第一歩」

 ローラ(31)は「無関心っていう気持ちをまず一歩踏み出して行動にする。自分にも責任があるんだっていう気持ちを持って、足を踏み出すことがすごく大切なのでは」とし、小栗は「僕らのできる第一歩」などと続けた。某芸能プロ幹部が言う。

「いずれも、とても勇気のいる行動だったと思います。芸能人が何か政治的なことを言うと、おまえが言うなの批判が即、上がってくるし、反論したら反論したで、そういう色がついてしまい、業界内で色眼鏡で見られてしまう。言論の自由といったって、言ったら言ったで酷い目に遭った例はいくらでもあります」

 安倍政権に近いとされる東京高検検事長の定年問題で、検察庁法改正に抗議意思を示す活動がSNSで広がった際、同調したきゃりーぱみゅぱみゅ(28)が叩かれ、「#検察庁法改正案に抗議します」のハッシュタグを削除。「影響力あるから発言するな、勉強してないくせに」という声に対し、東ちづる(61)が「うーん。勉強してないと思うような発言には影響されないと思う」とコメントしただけで炎上する騒ぎに。昨年5月のことだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ