著者のコラム一覧
井筒和幸映画監督

1952年12月13日、奈良県出身。県立奈良高校在学中から映画製作を始める。75年にピンク映画で監督デビューを果たし、「岸和田少年愚連隊」(96年)と「パッチギ!」(04年)では「ブルーリボン最優秀作品賞」を受賞。歯に衣着せぬ物言いがバラエティ番組でも人気を博し、現在は週刊誌やラジオでご意見番としても活躍中。

何が“丁寧で寛容な政治”だ? 岸田のおっさんよ、デタラメのまま年を越す気か

公開日: 更新日:

 2週間前のデタラメな首相所信表明も許し難い。森友問題の公文書改ざんの調査結果は「もう結論が出たものと承知している」だと。どこのヨッパライだ。まったくふざけてる。忖度自殺に追い込まれた近畿財務局職員の遺族が承知していないから答えてくれと10月に手紙を送っただろ。どう答えたんだ。あの職員の遺書には「元は佐川理財局長の指示だった」とあったぞ。財務官僚どもの悪をもう1回ただしたらどうだ。そして、日本学術会議のメンバー任命拒否問題も「解決済みで」とヌカしている。デタラメのまま年を越す気か。野党たちよ、これらは徹底的に糾弾しないとアンタらまで崩壊してしまうぞ。

 GoToトラベル不正詐欺も呆れるが、呆れついでに100億円払って宇宙ステーションに行ったら地球は美しかったのか? アメリカの竜巻は見えたか? スマホで写メ撮ってたんじゃないのか? 何でも金で買えると思ってるやつらがのさばっているが、地獄の中でクリスマスを迎えることになった米国の被災民に儲けさせてもらってるGAFAのIT長者らは復興支援金はどっさり寄付しないと神さんに召されないし、罰が当たるぞ。今年は確かに「金、金」だった。でも、五輪でもらった金銀メダルをさすがに売ったやつはいないか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景