成田凌主演「逃亡医F」はぶっ飛んだDr.コトー? ネットに溢れる酷評の嵐

公開日: 更新日:

森七菜が演じる観測員の美香子が腕を負傷したシーンで、腕がほぼちぎれ、少ない皮だけでつながっているというところは思わず顔を背けたくなるほどリアルでグロテスクな作りでした。それにもかかわらず、当の本人は局所麻酔だけなのに痛みに激しく苦しむ様子もなく、成田が演じる“天才脳外科医”藤木にずっと語りかけているのは違和感たっぷりでした。同様にネットでもそこを指摘する声が相次いでいましたね」(コラムニストの水野詩子氏)

 過去の医療ドラマでも、キャラの設定やバックボーンなどに脚色やフィクションの部分がある作品はあった。しかし、肝心の手術シーンや医療シーンにきちんとした整合性がとれてこその「医療ドラマ」だろう。

「少ない医療器具を用いて医師の腕だけで無理難題な手術を成功させていくという点においては、2003年にフジテレビで放送された『Dr.コトー診療所』を彷彿させます。ただ、『逃亡医F』はあくまで天才医師が濡れ衣を着せられて、逃げている最中に手術をする流れなので、『逃亡劇』なのか『医療ドラマ』なのか、『サスペンス』なのか視聴者側は戸惑っている状態でしょう」(制作会社関係者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」