芸人としての矜持「女装は舞台上だけ 趣味で女装はしません」

公開日: 更新日:

 染雀は桂あやめと音曲漫才ユニット、姉様キングスを組んだことにより、仕事の幅は広がったが、「好事魔多し」の例え通り、B型肝炎にかかってしまった。

「目の色も顔もまっ黄色になって、即入院です。姉キンでは芸者姿の漫才だけでなく、2人ともドレス姿になって、僕がミス・ジャクリーヌ、あやめさんがマダム・アヤメビッチと名乗ってシャンソンショーをやってます。よく替え歌を作って歌うのですが、あやめさんが見舞いに来た時に作ったのが、『サン・トワ・マミー』の替え歌で、『エパティットベー(B型肝炎)』という歌でした。『♪風邪のように、しんどくて、微熱が出る』とか、『♪目の色が黄色くなるエパティットベー』という歌詞で(笑い)。おもろいけど、こっちは笑えませんて。後であやめさんが言うてました。万が一死んだら追悼に歌おうかと思ったと。シャレがきつい人ですわ」

 無事完治して退院後、その替え歌をシャンソンショーの中で歌った。それを聴いた私は、大病さえもネタにする大阪芸人の性根に感服したものだ。

 芸者姿やドレス姿の女装があまりに似合うのと、独身を通していることから、「染雀はゲイでは?」という疑惑が持たれた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲