井上咲楽「新婚さんいらっしゃい!」抜擢に勝機あり 北関東勢席巻の“ビッグウェーブ”に乗って 

公開日: 更新日:

 4月から「新婚さんいらっしゃい!」(ABC、テレビ朝日系)でアシスタントになることが発表されたタレントの井上咲楽(22)。

 1971年の番組開始以来、51年にわたって司会を務めた桂文枝(78)が3月で勇退。2代目司会者となるタレント藤井隆(49)とタッグを組むことになる。97年からアシスタントを務めていた山瀬まみ(52)の後任となる井上だが、こんなコメントを出している。

「私は独身で、今のところ結婚願望もありませんが、この番組を見ていると結婚っていいな、すてきだなという場面があります。山瀬まみさんは、ホリプロタレントスカウトキャラバンの先輩でおこがましいですが、誕生日が一緒です。山瀬さんのように、新婚さんを温かくにこやかに迎えられるようなアシスタントになれるように精いっぱい頑張ります」

 確かに山瀬は85年の第10回ホリプロタレントスカウトキャラバンで優勝、井上は2015年の同キャラバンでソフトバンク賞を受賞しているから、直系の先輩後輩にあたる。しかし、メイン司会者が代わるとはいえ、数多くの番組で大物司会者相手に“名アシスタント”ぶりを発揮してきた実力派の山瀬の後任は大変そうだ。

「タレントパワーランキング」(アーキテクト)でタレントの取材や分析を手がける女優・美少女評論家の高倉文紀氏は井上について「素朴で好感度の高いキャラクターなので、適任だと思います」とした上でこう話す。

「自分の意見をしっかり持っていて、トークもいけるし、コントなんかもできる。“元祖バラドル”だった山瀬まみさんや井森美幸さんといったホリプロのバラエティー路線の正統的な後継者と言えるでしょう」

一流バラドルの素養あり

 高倉氏はさらにこう言う。

「人気のバラドルを見ていると、井森美幸さん(群馬)、磯山さやかさん(茨城)、鈴木奈々さん(茨城)と北関東出身の人の活躍が目立ちます。いかにも“地方からはるばる上京してきて東京でバリバリやってます”という印象がなく、なんとなく、たまには実家に帰ったりしてそうで、田舎や地方都市のにおいも感じさせる。それが素朴さや親近感につながって、好感度を上げていると思います。栃木県出身の井上さんにも当てはまりそうです」

 藤井が椅子から転がり落ちるリアクションを継承するのかも気になるところだが、藤井と井上の化学反応も楽しみだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  2. 2

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 3

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  4. 4

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  5. 5

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  1. 6

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  2. 7

    森下千里氏が「環境大臣政務官」に“スピード出世”! 今井絵理子氏、生稲晃子氏ら先輩タレント議員を脅かす議員内序列と評判

  3. 8

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  4. 9

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  5. 10

    人権救済を申し立てた国分太一を横目に…元TOKIOリーダー城島茂が始めていた“通販ビジネス”

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  2. 2

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  5. 5

    人権救済を申し立てた国分太一を横目に…元TOKIOリーダー城島茂が始めていた“通販ビジネス”

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 8

    ソフトバンクに「スタメン定着後すぐアラサー」の悪循環…来季も“全員揃わない年”にならないか

  4. 9

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  5. 10

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明