元迷惑系YouTuberが奈良市議に…へずまりゅうと「口先政治家」への絶望感
〈少し改心しただけで「すごく良い人」に見られるのは正直違和感しかありません〉なんて冷ややかな見方もネット上には少なくない。
参院選と同日に投開票された奈良市議選(定数39)で、無所属新人で元迷惑系ユーチューバーのへずまりゅう(34)が初当選した。
「55人が立候補し、へずまさんは8320票を得て3位当選。もっとも、当日有権者数は29万2000人ほどですから、3%弱の支持を集めただけです。若者が面白がって軽いノリで投票した」と地元関係者は苦笑する。
契機となったのは昨年7月、中国人とみられる人物が奈良公園の鹿を蹴る動画が炎上したこと。
「へずまさんは東京から奈良に通うようになり、外国人観光客から鹿を守る活動を始めた。今年1月には奈良市に移り住んで朝からパトロールする姿をSNSでアピール。外国人問題を訴える活動が若者を中心に支持されたわけで、〈日本人ファースト〉をキャッチフレーズに“外国人憎悪”をあおった参政党に通じるものがありますよね」(前出の地元関係者)