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井筒和幸映画監督

1952年12月13日、奈良県出身。県立奈良高校在学中から映画製作を始める。75年にピンク映画で監督デビューを果たし、「岸和田少年愚連隊」(96年)と「パッチギ!」(04年)では「ブルーリボン最優秀作品賞」を受賞。歯に衣着せぬ物言いがバラエティ番組でも人気を博し、現在は週刊誌やラジオでご意見番としても活躍中。

強権者たちよ恥ずかしい“マッチョ”人生から目を覚ませ

公開日: 更新日:

 今、公開中のC・イーストウッド主演の「クライ・マッチョ」はB級だがなかなか味のある老人ロードムービーだ。昔はロデオ大会で度胸を競って息巻いてたものの、今は落ちぶれて一人暮らしの老人が、世話になった雇い主からメキシコにいる彼の息子を連れて帰ってくれと頼まれ、その生意気な少年を捜しに行く話だが、老人のセリフが効いている。イーストウッドは頑固者の役から一転してオモロい老人だ。戻る道中、強い男に憧れてるその少年に「昔、あんたは強かったんだろうが今は何もないな」と皮肉られる。が、老人が「おまえはマッチョというのを勘違いしてるぞ。人は自分の力を誇示してマッチョに見せたがるがくだらんことだ。ロデオなんぞバカしかやらない職業だ。何でも知った気でいても、年取れば無知な自分を知るんだ。気づいた時は手遅れだ。おまえも人生を選択するなら気をつけることだ」と諭す。

 何でも思い通りにしたい強権者たちよ、「クライ・マッチョ」でも見たらいい。その恥ずかしい“マッチョ人生”から目を覚ませ。

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