成田凌「逃亡医F」が1周回って面白い “昭和ノスタルジー”がクセになる

公開日: 更新日:

 1月期の地上波連続ドラマは中盤から後半へ。オミクロン株の猛威で在宅率が上がった割には、全般的に視聴率は低調だ。北京五輪の影響もあったとはいえ、上位の「DCU」(TBS=日曜夜9時)や「ミステリと言う勿れ」(フジテレビ=月曜夜9時)もジリジリと数字を落としている。

「世帯視聴率が2ケタに届かないものの、7%台くらいで安定している作品が多いのが今期の特徴。むしろネットで評価が高かったり話題になるドラマは、このゾーンにあります」(テレビ誌ライター)

 成田凌(28)のGP帯初主演作「逃亡医F」(日本テレビ=土曜夜10時)もそのひとつ。

「地上波の、それもGP帯のドラマは大勢に受け入れられる“最大公約数”を意識して制作されてきましたが、録画や配信での視聴が一般化することで、“最小公倍数”で利益化、要するに掛け合わせて稼ぐ方向に向かっています。世帯視聴率は7%台でも、それが極端に下がらなければ“勝機”はあります」(広告代理店関係者)

「逃亡医F」は伊月慶悟氏原作・佐藤マコト氏作画の同名漫画のドラマ化。恋人を殺害した容疑をかけられた天才外科医が、逃亡しながらその先で出会った人の窮地をその腕で救っていく〈サバイバル・ドクター・エンターテインメント!!〉(公式HPより)だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ