レディー・ガガの9月公演は“ウィズコロナ”の象徴に…TWICE、EXILEもドーム公演続々

公開日: 更新日:

 コロナ禍で一時ストップしていたドームクラスのコンサートがようやく再開し始めた。紅白にも出場した韓国のガールズグループTWICEが23日から3日間、東京ドームでコンサートを開催。メンバー9人全員でステージに立った。EXILEも7月から20周年記念ドームツアーを開催予定で、グループを離れ、ソロになったATSUSHI(41)が限定復活することも明らかになった。

■コロナ禍のエンタメ復活ののろし

 昨年からコンサートは徐々に再開。ようやく観客もフルで収容可能になってきたものの、アーティストも観客も胸を張って「コンサートに行ってきた」とは言えず“粛々と”開催。そんな中、TWICEが来日した意味は大きい。

「海外からわざわざ来日してドーム公演を開催したことで、今後、国内のアーティストがやりやすくなる。出国前検査でメンバーの1人に感染が判明し、日本国内にとどまっているが、こういった状況も次第に受け入れられつつある。エンタメ業界全体はまだまだ元に戻らず、業界を離れた者も多いですが、9月のレディー・ガガ来日で好転するんじゃないかと言っています」(音楽関係者)

レディー・ガガが救世主に

 レディー・ガガ(36)といえば、東日本大震災後にいちはやく来日、チャリティーコンサートに出演した“親日家”。原発事故の影響でアーティストが来日を取りやめる中、身をていして外国人観光客の誘致を呼びかけた。そんなガガが9月3、4日にベルーナドーム(西武ドーム)でコンサートを開催するのだ。「ガガの来日はエンタメ界の“ウィズコロナ”の象徴になる」と、同志社女子大学教授(メディア論)の影山貴彦氏はこう続ける。

「この2年で運営側も観客側も検温など感染防止対策に慣れ、効率的になされていると思います。とはいえ、エンタメ側から“ウィズコロナ”と発信するのははばかられるのも事実。そんな中、海外のビッグアーティストが来日すれば、ある意味“お墨付き”をもらったようなもの。ライブに行くことがはばかられる状況が変わる。そしてレディー・ガガが来日しただけで“ウィズコロナ”時代の旗を振ってくれる存在になるでしょう。さらに彼女が声明を出せば、日本のエンタメ界に勢いを与えることになるでしょうし、彼女の新たな声明を願わずにはいられません」

 レディー・ガガは、日本のエンタメ界の救世主になりそうだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  2. 2

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 3

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  4. 4

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  5. 5

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  1. 6

    人権救済を申し立てた国分太一を横目に…元TOKIOリーダー城島茂が始めていた“通販ビジネス”

  2. 7

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  3. 8

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    結局、「見たい人だけが見るメディア」ならいいのか? 「DOWNTOWN+」に「ガキ使」過去映像登場決定で考えるコンプライアンス

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性