著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

芸能人は猫も杓子も必死に「好感度アップ」狙い…ってどうよ?

公開日: 更新日:

「ベストマザー」広末涼子は無双再び!?

 ここ数週間、やたらと広末涼子を見かける。初エッセー集「ヒロスエの思考地図 しあわせのかたち」の宣伝で番組に出まくっているようだ。3人の子供を持つ広末。息子に「クソババアと言われた」という子育てエピソードも解禁で、ママキャラを前面に押し出してきたと思ったら、今度は「ベストマザー賞」受賞ときた。

 その際、「自分が先駆者的に子育てをしていても『女優はできるんだ』ということを立証できたら、この業界だけではなくて保育士さん、警察官、どういうお仕事でも女性が子育てをしながら活躍していける場が開けていくんじゃないか」とのコメントが絶賛の嵐。広末無双再びの勢いさえ感じる。好感度も爆アゲだ。

 広末と同時に「ベストマザー賞」を受賞した金子恵美、鈴木亜美、近藤千尋ら。金子は浮気夫(宮崎謙介)を許す寛大な妻のイメージ。最近は「めざまし8」(フジテレビ系)のコメンテーターとしても活躍している。不倫夫を許して更生させれば好感度が上がるというのも変な話だが、古くは中村玉緒、最近は三田寛子ら「サレ妻」の好感度は高く、昨今の佐々木希の活躍ぶりを見ても、それは間違いなさそう。

出演者が興奮する気さくなミポリン

 7日「人生最高レストラン」(TBS系)には一時代を築いたアイドル中山美穂が出演。着物姿で登場した妖艶な姿にMC加藤浩次とサバンナ高橋茂雄も興奮気味。何をしゃべっても喜んでくれるからミポリンにはやりやすそう。

 アイドル時代の唯一の楽しみが楽屋弁当で、お気に入りは「金兵衛」「津多屋」「鳥久」だったと弁当談議。18歳ですぐに車の免許を取って赤のアウディで秋田まで往復したり、工藤静香横浜の港の見える丘公園までドライブしたり。小泉今日子宅によく泊めてもらってマイパジャマを置いていたなどアイドル時代の話を徐々に解禁。さらに、行きつけのイタリアンレストランのオーナーがVTRで登場し、気さくなミポリンのエピソード満載で好感度アップ間違いなし。

主婦の“理想の料理男子”はDAIGO

 忘れてはいけないのが、DAIGO。上沼恵美子の後、月~金放送の「DAIGOも台所~きょうの献立何にする?~」(テレビ朝日系)が大人気に。

 好感度アップの理由は使った皿をエンディングでちゃんと洗うところ。作るだけではダメ、皿洗いまでしましょう、と世の男性を啓発する役目を担う。必然的に主婦の好感度はアップ。理想の夫ナンバーワンも時間の問題だ。

 猫も杓子も好感度アップ狙いに必死。そんな世の中どうよ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  2. 2

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 3

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  4. 4

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  5. 5

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  1. 6

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  2. 7

    森下千里氏が「環境大臣政務官」に“スピード出世”! 今井絵理子氏、生稲晃子氏ら先輩タレント議員を脅かす議員内序列と評判

  3. 8

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  4. 9

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  5. 10

    人権救済を申し立てた国分太一を横目に…元TOKIOリーダー城島茂が始めていた“通販ビジネス”

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  2. 2

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  5. 5

    人権救済を申し立てた国分太一を横目に…元TOKIOリーダー城島茂が始めていた“通販ビジネス”

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 8

    ソフトバンクに「スタメン定着後すぐアラサー」の悪循環…来季も“全員揃わない年”にならないか

  4. 9

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  5. 10

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明