吉川圭三
著者のコラム一覧
吉川圭三映像プロデューサー

1957年、東京都生まれ。82年日本テレビ入局。「世界まる見え!テレビ特捜部」「恋のから騒ぎ」「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」などを手掛ける。現在、ドワンゴのエグゼクティブプロデューサー、早稲田大学表現工学科講師を務める。著書に「たけし、さんま、所の『すごい』仕事現場」(小学館)、「全力でアナウンサーしています。」(文藝春秋)がある。

ジェンダーギャップ指数120位を体現する日本の「女子アナ」の不条理

公開日: 更新日:

 “才色兼備が必須”というとんでもない難関をくぐり抜けて入社した女子アナの労働の実態は、つい最近まで過酷だった。夜中の12時起きで午前4時台のニュースを読み、その後、日中に都内近郊のロケ、また夕方のニュースなど。“働き方改革”などという言葉が消し飛ぶようなハードな仕事がある種“しごき”のように行われていた。ただ、いろいろな現場でスキルもアップしたし、当時は残業代が出ていたので彼女たちは使う暇などはないがある程度貯蓄ができた。今はどうなのか。かつてほどの給与は与えられていないが、激務は減り、時間的、体力的には余裕ができたようだ。

 世の中には、かつて“キャビンアテンダント”と食事会をして無上の喜びを得ていた富裕層の独身男性が存在していたが、今ではどこから接点を持つのか“人気女子アナ”と食事会の機会を切望する男性も現れた。大概そういう場合、飲食店も高級になるので高収入の独身男性が多い。

 フジテレビ系の「ホンマでっか!?TV」で明石家さんまさんの横でサブ司会をしている加藤綾子(カトパン)は人気女子アナだが、「一般男性と結婚します」と報告したものの、その後、お相手が“年商2000億円”を超えるスーパーマーケットチェーンの御曹司だったと報道された。普通のサラリーマンからすると「一般男性じゃないよ」と言いたくもなるだろう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  2. 2
    「ダルよりすごい」ムキムキボディーに球団職員が仰天!プロ3、4年目で中田翔より打球を飛ばした

    「ダルよりすごい」ムキムキボディーに球団職員が仰天!プロ3、4年目で中田翔より打球を飛ばした

  3. 3
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

  4. 4
    22年は尻回りが推定1.5倍に増大、投げても打ってもMLBトップクラスの数値を量産した

    22年は尻回りが推定1.5倍に増大、投げても打ってもMLBトップクラスの数値を量産した

  5. 5
    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

  1. 6
    橋下徹氏&吉村知事もう破れかぶれ?万博の赤字に初言及「大阪市・府で負担」の言いたい放題

    橋下徹氏&吉村知事もう破れかぶれ?万博の赤字に初言及「大阪市・府で負担」の言いたい放題

  2. 7
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  3. 8
    大谷の2023年は「打って投げて休みなし」…体が悲鳴を上げ、右肘靭帯がパンクした

    大谷の2023年は「打って投げて休みなし」…体が悲鳴を上げ、右肘靭帯がパンクした

  4. 9
    「横浜愛」貫いた筒香嘉智 巨人決定的報道後に「ベイスターズに戻ることに決めました」と報告された

    「横浜愛」貫いた筒香嘉智 巨人決定的報道後に「ベイスターズに戻ることに決めました」と報告された

  5. 10
    河野太郎大臣「私は関わっておりません」 コロナワクチン集団訴訟で責任問う声にXで回答…賛否飛び交う

    河野太郎大臣「私は関わっておりません」 コロナワクチン集団訴訟で責任問う声にXで回答…賛否飛び交う