中森明菜「伝説の歌姫」の40年…80年代が生んだ最大のアイドルの転落、57歳での再始動

公開日: 更新日:

いま明菜を支えているのは誰? 40周年で突然の復帰、個人事務所設立

 歌手にとって30周年とか40周年といったアニバーサリーは大切な節目である。どんなに大物、売れっ子でも、脈絡もなく新曲やアルバムを発売するのは唐突すぎるから、どうしても節目を狙う。

 中森明菜(57)も人の子、世に倣ったということかもしれない。

 8月末、デビュー40周年の復活とか再始動と見出しがスポーツ紙などに躍った。発端は明菜自身によると思われるツイッターだ。「ほんの少しですが、体調がよくなってきました」「デビュー40周年として、何らかの活動をと日々体調と向き合ってきておりましたが、まだ万全な体調とは言えません。ゆっくりになってしまうと思いますが、歩き出していきたいと思いますので、どうか見守っていただけると嬉しいです」。さらに、「再始動に備えて、新たな個人事務所を設立したことを併せてご報告させていただきます」。事務所は以前の「FAITH」から「HZ VILLAGE」に替わった。

 よく読むと、この文面はモヤッとした感が否めない。体調がまだよくないのに、復帰に向けて歩き出し、再始動し、新事務所を設立する。歌手が動き出す時はウソでも万全と言うのではないか。明菜らしい言動なのか、焦りか、誰かに言わされているのか。

■公私の面倒を見てきた親密マネージャーとは別人⁉

 気になる情報も報じられている。レコード会社はこの事実を把握しておらず、マネジャーも「FAITH」時代のK氏ではないらしい。

 今年、NHKが3回にわたって過去の映像を放送した際も窓口になったのはK氏ではなかったという。明菜をサポートしているのは誰なのか。K氏でないとしたら……。

「スター誕生!」から飛び出した「花の82年組」を代表するアイドルだった明菜。1989年に近藤真彦のマンションで自殺未遂騒動を起こし、同年大晦日、近藤サイドの主導で「ケジメの会見」を開いた。この年を境に、明菜は人気絶頂のアイドルから、一気にスキャンダル女王に転落した。

 あれから33年。トラブル連続の明菜を支えたのは2人のマネジャーだった。

 最初は自殺未遂騒動後にマッチと別れ、交際するようになったE氏。妻帯者なので、明菜とは不倫関係のまま、行ったり来たりの関係が続いた。この時は「N.A.P.C」という明菜の個人事務所だった。孤独感にさいなまれ、テーブルに料理をズラリと並べ、E氏の帰りを待つような日もあった。明菜とE氏はニューヨークに渡り、1年のうち4カ月くらい2人で暮らしたと語ったことも。E氏が公私ともに明菜を支え続けたのだった。

 だが、その関係も98年には終わりを告げる。E氏にとって明菜は重い女……。不倫関係を解消するしかなくなっていた。

 次に明菜の前に現れたのは大手事務所でタレントの付き人をしていたというくだんのK氏。付き合うようになって、明菜の住まいは、山の手の住宅街にある16年前に建てられた6階建てマンションになった。このマンションは1棟丸ごとK氏名義。明菜は約70平方メートルのワンフロア、K氏は4階に。5階にはトレーニングルームがあって明菜はここで筋トレをするといわれた。食材などはK氏がスーパーで買い出し、明菜の部屋に運ぶ生活だとも。

 だが、新事務所の設立がK氏ではない新たなマネジャーだとしたら……。果たして、アラ還に近づきつつある明菜をサポートしているのは誰なのか。新事務所設立は新たな火種になる可能性が出てきた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    山崎まさよし、新しい学校のリーダーズ…“公演ドタキャン”が続く背景に「世間の目」の変化

  2. 2

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  3. 3

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  4. 4

    山崎まさよし公演ドタキャンで猛批判 それでもまだ“沢田研二の域”には達していない

  5. 5

    創価学会OB長井秀和氏が語る公明党 「政権離脱」のウラと学会芸能人チーム「芸術部」の今後

  1. 6

    森下千里氏が「環境大臣政務官」に“スピード出世”! 今井絵理子氏、生稲晃子氏ら先輩タレント議員を脅かす議員内序列と評判

  2. 7

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    小嶋陽菜はブランド17億円売却後に“暴漢トラブル”も…アパレル売れまくりの経営手腕と気になる結婚観

  5. 10

    草間リチャード敬太“全裸騒動”にくすぶる「ハメられた」説…「狙った位置から撮影」「通報が早い」と疑問視する意見広がる

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  2. 2

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  3. 3

    ヤクルト青木“GM”が主導したバランスドラフトの成否…今後はチーム編成を完全掌握へ

  4. 4

    森下千里氏が「環境大臣政務官」に“スピード出世”! 今井絵理子氏、生稲晃子氏ら先輩タレント議員を脅かす議員内序列と評判

  5. 5

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  1. 6

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  2. 7

    高市首相が狙う悪夢の“強権官邸”復活…安倍時代の再来へ「経産-警察ライン」で恐怖政治

  3. 8

    最終盤の宮城県知事選は仰天の展開! 高市首相応援の現職vs昭恵さん&参政党支援の元自民議員でデッドヒート

  4. 9

    小川晶市長「ラブホ密会」の震源地…群馬・前橋市のナイトスポットで“まさかの声”続出

  5. 10

    タレント出身議員の“出世頭” 三原じゅん子氏の暴力団交遊疑惑と絶えない金銭トラブル