フリーアナウンサー・小倉淳さん 弟のようにかわいがってくれた西城秀樹さんの思い出

公開日: 更新日:

ゴルフもスキューバダイビングも

 3歳年下の私を弟のようにかわいがってくれて、プライベートでも親しくしていただきました。2枚目の写真は東京よみうりカントリークラブで。私が30歳くらいかな。ゴルフを教えてくれたのも秀樹さん。野口五郎さんとよく回られていたらしく、すごく上手なんです。

「これから練習(打ちっぱなし)に行くから一緒に行こう」とよく誘ってくださり、「その打ち方、ダメだ」と。仕事同様ゴルフも一から教えてくれました。秀樹さんの教えで、私もある程度はうまくなりました(笑)。

 スキューバダイビングも秀樹さんの勧めで始めて、「ジュンもライセンスとれよ」と。こちらもずっと面倒見てくれました。

 別の番組の「ザ・トップテン」に私が出るようになると、秀樹さんは歌のゲストで出ているのに他の歌手の方たちに「日本テレビの小倉くんです」と紹介してくれた。本当にありがたい。

 たまたま私は秀樹さんと身長やサイズが同じなので、服をたくさんいただきました。派手めなタキシードなども「今度、番組で使いなよ」と持ってきてくれたり、部屋に遊びにいくと「これ持っていけよ」と出してくれたり。イベントのMCの時などに着させていただきました。とてもありがたかったです。

 私の結婚式では歌ってくださって、「モーニングサラダ」終了後もお付き合いは続き、ずっと家族ぐるみでお互いのうちに行き来していました。

 粋でカッコよくて大好きなアニキ。秀樹さんは大スターで高根の花というイメージではなく、本当に気さくで優しくて温かい人でした。

 秀樹さんは脳梗塞になられた後、大変厳しいリハビリをされていました。お見舞いに伺いたいとマネジャーさんに申し出ても、秀樹さんからの言づては「大丈夫だから自分の仕事頑張れ!」と。たぶんアニキ分としてリハビリしている姿はあまり見せたくなかったのかなぁと。

 復活後のバースデーコンサートはカッコよかった。病状を詳しく知るマネジャーさんによると、脳梗塞後はしゃべるのも厳しい状態だったのに、「歌いたい」と歌う練習から始め、ステージで歌えるまで回復したと。

 同窓会コンサートの歌手のみなさんからも「無理しないで」と言われても、「大丈夫だから」とステージに立たれていました。秀樹さんこそ本物のスーパースターでした。

 私は今年から「BSよしもと」で番組MCをやっていますが、ゲストやコメンテーターの方への挨拶のタイミングや接し方は、今も秀樹さんの教えが生きているんです。年齢にかかわらず、それは変わらない僕の財産です。(聞き手=松野大介)

▽小倉淳(おぐら・じゅん) 1958年3月、神奈川県出身。81年に日本テレビ入社。2006年に退社後、フリーアナに。メインキャスターを務めるニュースショー「ワシんとこ・ポスト」(BSよしもと)は、月~金曜午後7~9時放送。  

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る