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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

「ポツンと一軒家」のような視聴者参加形バラエティー番組を支えるのは“人間への興味”だ

公開日: 更新日:

「人間に噛みついた犬よりも、もし犬に噛みついた人間がいれば、人間のほうに興味はわく」と言われるように、人間が最も興味があるのは人間だ。「ポツンと──」がヒットした要因は家よりも人間にあるのだ。

「世界の果てまでイッテQ!」など独自のバラエティー番組を作るなど、一日の長がある日本テレビにも一般人参加型の番組がある。07年にスタートした「秘密のケンミンSHOW」だ。みのもんたから爆笑問題田中裕二に司会は代わっても安定した人気を誇る。多くのパネリストが出演しているが、ここでも主役は県民のみなさま。街頭リポートに答え、名物料理を訛りも交えて話せば、説得力もありタレントに負けない面白さがある。司会やタレントのコメントは県民の言動をうまくサポートする役割だ。

 昨年4月にスタートした「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」の主役は店主。準主役をディレクターが務める斬新な構成だ。タイトル通り面白い店主がいる全国各地のウマい店を紹介。店を切り盛りする店主と、ディレクターの話が中心。ワイプで合いの手のコメントを入れる司会のヒロミ小峠英二もここでは完全に脇役だ。極端に言えば出演タレントは誰でもいいかもしれない。企画と一般人のキャラで番組は成立することを証明した番組だと思う。

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