中条きよし氏が質疑中に歌い始める日も近い? 国会「新曲&ディナーショーPR」に批判殺到!

公開日: 更新日:

 主権者である国民を愚弄しているとしか思えない。国権の最高機関である国会の場で、自身の新曲とディナーショーを売り込んだとして「不謹慎」との批判が高まっている、歌手で俳優の中条きよし参院議員(日本維新の会)のことだ。

 中条氏は7月の参院選で初当選。15日の参院文教科学委員会で初めて質問に立った際、「私の新曲が9月7日に出ている。昭和の匂いのする『カサブランカ浪漫』という曲だ。ぜひ、お聴きになりたい方はお買い上げください」と発言。さらに「12月28日に芸能界最後のラストディナーショーをやります」などと声を張り上げたという。

 直後、委員から「商業的な内容で不適切」との指摘が相次ぎ、維新は高橋克法委員長に議事録からの発言削除を申し入れ。中条氏も16日、国会内で記者団に「大変申し訳なく思っている。宣伝と受け取られたのであれば不適切だった」と陳謝したが、宣伝と「受け取られた」のではなく、どう聞いても「宣伝そのもの」だったではないか。

 ロシアのウクライナ侵攻円安、物価高で日増しに厳しくなる国民生活、再び感染者が急増している新型コロナウイルス対策……など、国会議員が取り組むべき課題は山のようにあるのだ。中条氏の発言を聞いて、一部の委員から拍手が起きたと報じられてもいるが、それらの議員も政治家としての資質に欠けると指摘せざるを得ないだろう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」