共産・小池晃書記局長はフルボッコも…自民“パワハラ四天王”は完全スルーする忖度メディア

公開日: 更新日:

自民党・茂木幹事長はNHK生中継で恫喝姿が

 代表的なのは、「文春オンライン」などで「パワハラ四天王」と名指しされている自民党茂木敏充幹事長(67)、西村康稔経産相(60)、河野太郎消費者担当相(59)、元デジタル相の平井卓也衆院議員(64)の4人。

 茂木幹事長といえば、予算委で質問に立つ野党議員や政府参考人として答弁する官僚らを、閣僚席から身振り手振りを交えて恫喝する姿がNHKの生中継で流れ、大臣室に報告に来た官僚らを「そんな報告しろと言ってない。二度と大臣室に来るな」と叱責する様子が目撃されている、などと報じられていた。

■西村大臣、河野大臣、平井議員も…

 西村大臣はつい最近も、経産省の福島復興推進グループ(復興G)が「西村経産大臣出張時の注意点」と題した「取り扱いメモ」を作成していたことが発覚。A4用紙には、<大臣は、お土産の購入量が非常に多いため、荷物持ち人員が必要。秘書官一人では持ちきれないため、東京駅の大臣車積み込みまで対応することが理想>、<大臣は、夕食を購入するために駅構内を散策。弁当購入部隊とサラダ購入部隊の二手に分かれて対応>などと書かれ、西村大臣に対して必要以上に神経を使う官僚の実相が明らかになった。

 会見で質問する記者に対し、無視するかのように何も答えず、「はい、次の方」などと繰り返す異様な姿を見せていた河野大臣もまた、大臣室で威圧的な態度で官僚を恫喝する姿が報じられていたし、平井氏に至っては、大臣時代に部下に対して「NECを徹底的に干す」「脅しておいて」などと発言していたことを告発する記事が掲載されている。

 大臣らが日常的に「パワハラ」を行っている可能性が高いのだから、本来であれば新聞、テレビもどんどん取材して実態を取り上げるべきだろう。それなのに自民党や本人がパワハラを否定しているからなのか、ほとんど報じられないから首をひねってしまう。

 パワハラを素直に認めて謝罪し、党処分も受けたら叩かれ、知らぬ存ぜぬを続ければスルー。これは政権与党に忖度したメディアの野党に対する「パワハラ」ではないのか。 

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  5. 5

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘

  1. 6

    女子プロレス転向フワちゃんいきなり正念場か…関係者が懸念するタレント時代からの“負の行状”

  2. 7

    学歴詐称問題の伊東市長より“東洋大生らしい”フワちゃんの意外な一面…ちゃんと卒業、3カ国語ペラペラ

  3. 8

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  4. 9

    Perfumeのっち、大学中退話が地上波TV解禁でファン安堵…「ネタに昇華できてうれしかった」の反応も

  5. 10

    福山雅治の「不適切会合問題」で紅白に地殻変動が? “やらかし”がPerfume「トリor大トリ」誘発の可能性アリ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘