紅しょうが4度目の正直なるか?「女芸人No.1決定戦 THE W」は激戦必至

公開日: 更新日:

 とはいえ、決勝メンバーに違和感もない。どの組も持ち味を生かした強いネタを披露していたからだ。

 とくに目を引いたのが、ピン芸人のさとなかほがらかだ。2本のコントは、どちらも状況設定がよく練られており、暴走するキャラとの対比が痛快だった。また展開もユニークで演者としての力量の高さも見て取れた。とても初の決勝とは思えない逸材である。

 コントの見応えで言えば、決勝の常連となっている天才ピアニスト、Aマッソ(もう1本は漫才)も負けてはいない。どちらも目のつけどころが秀逸で、演者としても違った魅力にあふれている。

 TEAM BANANA、爛々(漫才)、河邑ミク(コント)は、人の嫌らしさ、格好悪さに焦点を当てたネタが特徴だ。それぞれ屈託のない話術、見た目とのギャップで大いに会場を沸かしていた。

 ヨネダ2000、フタリシズカかりこる(コント)、にぼしいわし(漫才)は、ファンタジックな世界観を武器としている。決勝当日、会場の空気を掌握できれば彼女たちのいずれかが大会を制することになるかもしれない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った

    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った会員限定記事

  2. 2
    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

  3. 3
    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

  4. 4
    宮迫博之の地上波復帰また遠のく…チバテレ番組ゲスト出演のはずが、収録済みでもソデに

    宮迫博之の地上波復帰また遠のく…チバテレ番組ゲスト出演のはずが、収録済みでもソデに

  5. 5
    巨人阿部監督を悩ます原前監督の尻拭い…FA組と主力の過渡期でよぎる高橋由伸政権時の再来

    巨人阿部監督を悩ます原前監督の尻拭い…FA組と主力の過渡期でよぎる高橋由伸政権時の再来

  1. 6
    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  2. 7
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8
    プロアマを“人質”にした協会の傲慢ぶりで伝統ある大会が消滅危機…3年前から続く対立構造の根本

    プロアマを“人質”にした協会の傲慢ぶりで伝統ある大会が消滅危機…3年前から続く対立構造の根本

  4. 9
    だれもが首をひねった 演技派俳優・古尾谷雅人の自殺の謎

    だれもが首をひねった 演技派俳優・古尾谷雅人の自殺の謎

  5. 10
    渡部建はキスなし即ベッド“超自己中SEX” 元カノ女優が激白

    渡部建はキスなし即ベッド“超自己中SEX” 元カノ女優が激白