福原遥スペシャルインタビュー「今できることを精いっぱい楽しんでやろうと」

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 ──柔らかい印象の福原さんですが、その実、芯が強そうで、主人公の舞とかぶっているようにも見えます。

「主人公の舞は困難に負けず夢に向かって奮闘しますが、やるって決めたことは絶対やりとげようとするところとか、自分に似ている部分はありますね。どんなに壁が高くても、『絶対乗り越えたい!』って。私も、小さい頃は両親から“負けず嫌い”って言われていました。フラフープが全然できなくて、悔しくて、玄関の前で2日間くらいずっと練習していたり(笑)」

 ──今回の役も、4回目のオーディション挑戦で2545人の中から選ばれたそうで。

「合格した時は、最初は夢かと思って信じられませんでした。審査は演技審査や面接など、全部で4次審査まであるんですが、事務所に入ったときからの目標だったので、受かった時はマネジャーさんと一緒に泣きながら喜びました」

 ──17歳くらいの頃から、「朝ドラが目標」と公言していましたが、“何度落ちてもあきらめない気持ち”はどう維持しましたか?

「朝ドラのオーディションが受けられる、セットに入って演技を見てもらえること自体楽しいので、今、できることを精いっぱい楽しんでやろうって。私自身、井上真央さんの『おひさま』をはじめ、朝ドラが大好きだったので、たとえ自分が落ちて他の方に決まっても、結果的にその方がそのキャラクターに合っていて、いい作品になるのなら、その方がいいなって」

 ──発想の転換ですね。イヤなことやつらいことがあったときはどうしますか?

「その日1日は悩みますが、“終わったことはしょうがない。いつか自分が求めているものはきっと見つかるから”って切り替えて。モチベーションが上がるものを見たり、『次だ、次だ、よし頑張ろっ』って自分に言い聞かせて、できるだけ引きずらないようにしています」 

(聞き手=平川隆一/日刊ゲンダイ

福原遥(ふくはら・はるか) 1998年8月28日生まれ(24歳)。埼玉県出身。身長160センチ。子役時代は、「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!」(NHK)で、主人公の「まいんちゃん」を演じ人気に。その後、女優に転身し、「声ガール!」(朝日放送、テレビ朝日系)、「ゆるキャン△」(テレビ東京系)など、多くの映画ドラマに出演。現在、NHK朝ドラ「舞いあがれ!」に出演中。

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