著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

「半沢直樹」をきっかけに…今時ドラマの人気トレンドは“復讐劇”

公開日: 更新日:

 冬ドラマが出揃った。今期は女優主演のドラマが多いが、思いのほか視聴率が伸びていない。

 北川景子の「女神の教室~リーガル青春白書~」は初回10.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)と2桁だったのが、2話で7.9%とダウン。期待して1話を見たが離れてしまった証しだろう。

 広瀬すずの「夕暮れに、手をつなぐ」は8%台。吉高由里子の「星降る夜に」と井上真央の「100万回言えばよかった」、菜々緒の「忍者に結婚は難しい」はすべて初回7%台と苦戦。門脇麦の「リバーサルオーケストラ」も6.8%と低調。昨年も広瀬アリス今田美桜、秋の長澤まさみ清原果耶も振るわなかった。内容は評価されても視聴率が問われる。数字の観点から見ても、低調傾向は続いている。

「主演女優はたくさんいても、名前だけで数字を取れる人はいない。米倉涼子の“ドクターX”のように役がハマると視聴率に結び付くが、最近は女優で役がハマる人がいない。むしろ、準主役ぐらいのほうが注目されている」(テレビ関係者)

 女優主演になると無難な恋愛ものが今期は目立つ。昨年秋の“silent”のヒットにヒントを得たとも言えるが、近年、恋愛ものは深夜ドラマ枠が中心でゴールデンタイムは当たらない傾向もある。果たして、巻き返すドラマは出てくるのか──。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー