「Get Ready!」と「大病院占拠」冬ドラマでまさかの“仮面かぶり”のワケを考察

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 中には《テレ朝の日曜朝の“ライダー”や“戦隊もの”みたい》なんて声も。テレビコラムニストの亀井徳明氏は「僕もちょっと面食らいました」と、こう続ける。

「闇医者チームの“仮面”や、ガルウイングのように開く手術室の無影灯、クールな天才執刀医だけど普段はパティシエという設定など、特撮ものやアニメで見たような雰囲気があって、日曜劇場としてはずいぶん冒険しているなという印象です」

■若い世代の心をつかむ作戦?

 TBS日曜劇場といえば感動を誘うヒューマンドラマの印象が強く、本作も公式HPでは《生きる意味を問う異色のヒューマンドラマ》とうたっているが……。

「大人には幼稚に見えてしまいそうな設定や演出も、若い世代に《面白い》と思ってもらえるための、あえての挑戦だと僕は解釈しています。“仮面”といえば日テレ土10の『大病院占拠』もそうですが、今のオトナ世代が子供だった時期に感じた“怖くて変だけどワクワクする”感覚を狙っているのではないかと。視聴率に直結するのもネットに書き込むのもオトナですが、子供時代にテレビに夢中になったきっかけは、当時の親世代から見たら幼稚だったかもしれないわけですから」(前出の亀井徳明氏)

 土日のGP帯ドラマに“仮面”がかぶってしまったのは偶然だろうが、何とかジュニア世代を引きつけようとする策なのか? でも、おじさん世代も童心に返れて楽しめるかも。

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