著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

加藤浩次は狂犬と常識人が同居した男…「スッキリ」終了で新たな姿に期待

公開日: 更新日:

 日本テレビ系の朝の情報番組「スッキリ」が3月末で終了した。極楽とんぼの加藤浩次(53)が番組スタートから総合司会を務め、17年ものロングランだった。

 加藤のイメージはフジテレビ系「めちゃ×2イケてるッ!」の暴れん坊キャラが強く、“狂犬”などとも呼ばれていた。今回、番組の最後で加藤自身も「芸人時代は暴れん坊で、本当にアイドルぶん投げたり」と切り出し、「俺、ムチャクチャ更生したなと思ってますよ。みんなが僕を『スッキリ』させた。スッキリという番組が、スタッフの方が、演者の方が、視聴者の方が良い方向に導いてくれたなぁと本当に実感しています」と語った。そして「17年やった自分に言いたい。17年できるの、当たり前じゃねえからな」と続けていた。

■「自分の思ったことを言える範囲でしゃべります」

 この挨拶は“名言”だといわれている。実は僕も最初の頃に番組に出演していて、よく加藤と話をする機会があった。スタートから芸能の話題も扱っていて、僕が「タレントのスキャンダルなどで話しにくいことがあったら、代わりに話しますから言ってください」と水を向けると、加藤は「いやぁ、カッコいいな。でも、自分の思ったことを言える範囲でしゃべるから大丈夫です」と答えてきた。その言葉通り、等身大の自分自身を出して、実にわかりやすい司会ぶりだった。

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