コムドットやまと上智大中退が「大学無償化」に水を差す恐れ…影響は「母校推薦枠」だけ?

公開日: 更新日:

 などと、大学無償化の流れに対する懸念にまで飛び火した。政府は2020年度から年収380万円以下の世帯を対象に、返済を要しない給付型奨学金を支給する大学授業料の実質無償化を導入している。岸田政権はこの条件をさらに緩和する方針を打ち出しているが、やまとの大学中退はこれに水を差した格好だ。

 やまとは4日インスタグラムのストーリーで、「もし万が一、僕の退学が原因で今後の推薦枠に影響が出たことがあればその時は志望していた生徒に直接謝罪しにいこうと考えています」と投稿したが、どうやら、自身の言動が給付型奨学金の議論にまで影響を与えるとまで考えるには至らなかったようだ。

 そもそも指定校推薦が無くなったとしたら、やまとの母校の後輩たちにとっては大問題だろう。それを「謝れば済む問題」と受け止めた思慮の浅さに対し、失望する声も多く上がった。

■やまとの「勇退学」で強まる指定校推薦への風当り

「総合型選抜(旧AO入試)や指定校推薦は、優秀な人材をいち早く獲得できる大学側と、優秀な学生に確実な学ぶ機会を与えることができるため、双方メリットの制度として見直されつつあります。しかし、それでも『楽してずるい』と、批判的な目を向ける人も今なお一部にいます。今回、やまとさんが、自主退学を『勇退学』と自称したやまとさんの影響で、さらに風当たりがより強まりそうです」(大学関係者)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  3. 3

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  4. 4

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  5. 5

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  1. 6

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  2. 7

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  3. 8

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも