(9)楽しく暮らすには、自分を縛るような「こだわり」は手放すにかぎる

公開日: 更新日:

■いつまでも体も心も柔らかくしておかなくちゃね

 そんな自分の進歩を邪魔するのが“こだわり”だと中尾さんはいう。

「自分のこれまでの実績とか常識っていうのは、一歩間違えると変な“こだわり”を生んでしまうことがある。自分でいうのもなんだけど、私にはあんまり“こだわり”っていうものがないんですよね。芸能人はこうあるべきだとか、年長者はこうあるべきだとか、逆に年少者はこうあるべきだとか……。私はあんまり偉そうにはしないタイプだと思うし、老若男女を問わず、まわりの人のアドバイスにも素直に耳を傾けられる。いままでこうやってきたとか、これ以外に選択肢はないっていうような“こだわり”は、なんでも自分流にしなければ気がすまなくなるし……。

 それって、とくに高齢になると大変ですよ。まわりの人との距離を広げてしまいかねない。結果として、自分を不自由にすることになるんですよ。だから、私はまわりの人に任せられることは躊躇なく任せていますし、お願いすることは頭を下げてお願いする。変な“こだわり”に縛られているとしんどい。手放してしまうとラクでいいですよ。本当に……。そうやって柔軟に考えたほうが絶対に楽しく暮らせる。とにかく偉そうにしないで……」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃