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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

メディアはジャニーズとの関係をいったん白紙に…今後の付き合い方を見直す時期に来ている

公開日: 更新日:

 国連人権理事会「ビジネスと人権」作業部会メンバーが、ジャニー喜多川氏の性加害問題についての聞き取り調査した結果を報告した。

<事務所のタレント数百人が性的搾取と虐待に巻き込まれるという、深く憂慮すべき疑惑が明らかになった>

 実質、性加害があったことの事実認定である。調査期間中、ジャニーズ事務所代表とも面会したと語ったが、なぜか誰なのか明かさなかった。

 12日間かけた調査でわかった被害者は数百人。すでにさまざまなメディアに元Jr.が生々しい体験を告白しているが、性加害はJr.以外にまで向けられていた話も驚きだった。

 作曲家・服部良一氏の次男で俳優の吉次氏は、70年前の小学校低学年時代に性被害を受けていたと新聞やテレビで告白している。筆者は吉次氏の兄で父を継ぎ作曲家として活躍していた克久氏(故人)を自宅で取材したことがある。

 ジャニー氏とは父の代から家族ぐるみの付き合い。当時、弟が被害者だったことを知る由もなく、克久氏はジャニー氏の記憶力の凄さを語っていたのが印象に残っている。壁一面の棚に数千枚のLPレコードが収められていた広いリビングルーム。

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