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ラサール石井参議院議員

1955年生まれ。大阪市出身。渡辺正行、小宮孝泰と結成したお笑いトリオ「コント赤信号」で人気に。声優、俳優、司会者、脚本家、演出家、コラムニストとして活躍。第23回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。2025年、参院選に社民党から立候補し当選。副党首に就任。

こまつ座「夢の泪」の稽古に奮闘中! 20年以上も前の作品なのに、今の日本への警鐘としか思えない井上ひさし作品

公開日: 更新日:

 現在4月6日から始まるお芝居、こまつ座「夢の泪」(井上ひさし作、栗山民也演出)の稽古に奮闘中である。

 井上先生には学生時代から憧れていた。小説を読み数々の舞台を拝見して、劇団テアトル・エコーの養成所に入ったのも、井上さんがいたからだったのだが、私が入ったら辞められた後だった。現在鎌倉に住んでいるのも、先生が暮らした街だという理由が大きい。だからその作品に出演できるのは、この上なくうれしいことなのだ。

 この「夢の泪」は20年以上前に初演された「東京裁判三部作」のうちの2番目の作品で、そう言えば硬い話に感じるが、どれも市井の庶民の家族を描き、わかりやすく面白い喜劇である。

 しかも主にクルト・ワイルの曲を使った音楽劇であることも特徴である。

 舞台の設定は終戦から1年後の昭和21年。

 演じてみて驚くのは、そのセリフが現在の状況に驚くほどリンクしていることだ。

「いい加減な法律って、どこで誰が作っているのかしら」

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