STARTO本格始動で際立つ日テレのシタタカさ…TV各局×旧ジャニーズ“蜜月濃度”には微妙な変化

公開日: 更新日:

日本テレビは積極機用の厚顔無恥

 一方、Snow Manの「それSnow Manにやらせて下さい」を放送中のTBSは、5日の定例会見で「キャスティング等々に関しては粛々と続けていく」と説明。

 昨秋、「裸の少年」を終了させたテレビ朝日は、この春から木村拓哉の主演ドラマをスタートさせる。「月曜から夜ふかし」「news zero」「嗚呼!!みんなの動物園」「ザ!鉄腕!DASH!!」など、多数の旧ジャニーズ出演番組を擁する日本テレビは、3月7日の改編説明会で、「注視しながら適切に判断していく姿勢に変わりはない」としたうえで、「新規起用を含めて検討できる段階には入った」と表明した。事情に詳しいメディア関係者はこう話す。

NHKや他の民放が新規起用に慎重姿勢をとる中、以前と変わらず番組は基本的に継続させ、さらに新規契約も辞さない積極姿勢を取っているのが日本テレビです」

 こうした日テレの姿勢の真意はどこにあるのか。日テレ関係者はこう話す。

「ある意味、うちは逆張りというか、今までさんざんジャニーズの言いなりになってきたので、今後は、日テレが主体的に人気タレント起用の主導権を掴もうというドライな思惑があるんですよ。スタート社に対して、ある意味“恩を着せる”ことで、今後、『TOBE』のタレントを使おうと、他社の男性グループと共演させようと、文句を言わせない。ここで一気に食い込んで、公正な起用をしようという戦略があるんです。さらに、嵐については、今後、スタート社とは“業務提携”という関係になるとみられていますから、そのまま関係は継続していく予定です」

 旧ジャニーズへの対応が分かれるテレビ局。創設者であるジャニー喜多川氏による性加害についての補償問題が未解決のままにもかかわらず、“機をみるに敏”でタレントの取り込みに余念がない日本テレビ。各局で対応に温度差がある中、厚顔無恥のシタタカぶりが際立つ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    山崎まさよし、新しい学校のリーダーズ…“公演ドタキャン”が続く背景に「世間の目」の変化

  2. 2

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  3. 3

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  2. 7

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  3. 8

    人権救済を申し立てた国分太一を横目に…元TOKIOリーダー城島茂が始めていた“通販ビジネス”

  4. 9

    森下千里氏が「環境大臣政務官」に“スピード出世”! 今井絵理子氏、生稲晃子氏ら先輩タレント議員を脅かす議員内序列と評判

  5. 10

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  2. 2

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 3

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  4. 4

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  5. 5

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  1. 6

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明

  2. 7

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  3. 8

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  4. 9

    元TOKIO国分太一の「人権救済申し入れ」に見る日本テレビの“身勝手対応”

  5. 10

    “気分屋”渋野日向子の本音は「日本でプレーしたい」か…ギャラリーの温かさは日米で雲泥の差