7月期クドカン作品「新宿野戦病院」はカンテレ社長に就任するフジテレビ名物Pの“置き土産”

公開日: 更新日:

 関西テレビ(カンテレ)の社長に内定したフジテレビ専務の大多亮氏(65)。6月19日の株主総会および取締役会で正式決定する。大多氏は「東京ラブストーリー」「101回目のプロポーズ」などトレンディードラマや月9の大ヒットドラマのプロデューサーを務め、フジテレビのドラマ黄金期を築いたことで知られるが、大多氏と“入れ違い”で始まるのが7月期のドラマ「新宿野戦病院」(水曜夜10時放送)である。小池栄子(43)と仲野太賀(31)のダブル主演で、新宿・歌舞伎町の「聖まごころ病院」が舞台。そこへ小池演じる米国籍の元軍医である謎の女性ヨウコ・ニシ・フリーマンが現れ、歌舞伎町の闇を照らす存在となっていく……という物語だ。仲野が演じる高峰享はヨウコとの出会いで感化される美容皮膚科医である。

 注目すべきは、今年1月期のTBS系ドラマ「不適切にもほどがある!」をヒットさせたヒットメーカー・宮藤官九郎が2001年放送の「ロケット・ボーイ」以来23年ぶりに同局のドラマを手がけるオリジナル作品という点だ。

「演出は『ロケット──』と同じく河毛俊作氏で、演技派の小池と仲野をクドカンがどう“料理”するかが楽しみな作品です。関係者によると、この作品はフジテレビのドラマ部門の立て直しを目指していた大多氏の肝いりで、時間をかけて準備されたそうです。仲野の役名のトオルは大多氏の名前のトオルにちなんで付けられたなんて話もあるくらいです」(フジテレビ関係者)

 名物Pの“置き土産”はヒットするのか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン