フリーアナ益田由美さんは放送業界一の多趣味人間「思い立ったが吉日。何ごとも始めるのに年齢はない」

公開日: 更新日:

疲れて夜はぐっすり眠れて寝起きもよく、とても健康

 趣味は若い頃からやっているのが洋裁や編み物、手芸。今日着てきたジャンパーも、持ってきた赤いバッグも手作りです。それに数年前から始めた陶芸とデッサンも加わり、毎日忙しくてヘトヘト(笑)。でも、作業している時は集中してやるから、疲れて夜はぐっすり眠れて寝起きもよく、とても健康です。思い立ったが吉日という言葉がありますが、何ごとも始めるのに年齢はないと思います。

 洋裁の最初の手ほどきは母でしょうね。母も洋裁や編み物が好きで、洋裁は私が小学校に上がる前から、ミシンをかけていたそうです。私は見よう見まねでお人形さんの洋服とか小さいものを作ったりしていたんだと思います。

 編み物は独学です。還暦を過ぎてから赤の差し色が好きになり、真っ赤なセーターを編んだりします。縄編みのセーターや18色で編んだセーターの残りの毛糸で帽子を編んだりもします。

 手芸は今日の赤のバッグとかバラの花を模したエコバッグ、帆布のトートバッグ……。赤いバッグは還暦を迎えた友人に無理やり差し上げています(笑)。その方のイニシャルをつけて。それから籠や帽子なんかも。

 ただ、私が作るものは例えば洋服を型紙からやるのではなく、本に載っているものをそのまま利用しています。クリエーティブではないです。アレンジはしますが。

 陶芸とデッサンは基本的には週1回、教室に通っています。

 陶芸の教室は2時間くらい。土をこねて成形して乾かし、削るという作業です。その工程の中でも私が好きなのが削ること。ものすごく根を詰め、無心になって薄く削る。それがとても好きですね。先生には「薄く削り過ぎて穴を開けないでね」なんて注意されています。「こんなに削るのが好きな人は初めて。削る音も心地いいね」とも(笑)。咀嚼音だけをYouTubeにアップしている人もいるので、やってみたらなんて言われました。

 デッサンは最初、自分には絵が描けるとは思っていませんでした。立体のものを平面のスケッチブックにどうやって描くのか、全然わからなかった。でも、先生がアドバイスしてくれて自分でも考えながらやったら、陰影、つまり光と影、明るい部分と暗い部分を描くことによって、立体感が生まれるということがわかって、ビックリ! 目からうろこでした。すごく面白くて本当に集中してやっています。

 最近、これら自分が作ったものをアルバムにして残す感じで、インスタにあげています。自分が作ったものを何らかの形で残した方がいいと思うようになって。

 それから、2年前に始めたのが韓国語の勉強です。遅ればせながらBTSにハマってしまいまして(笑)。そうこうしているうちに韓国ドラマも好きになった。配信されるドラマが面白くて面白くて。それでドラマの会話がわかったらもっと楽しいだろうなと思うようになった。

 私の同期に城ケ崎祐子さんがいますが、彼女もBTSにハマって、同じ時期に励まし合いながら韓国語の勉強を始めました。独学でテレビの講座を見たり、参考書を買ったりして2人でやっています。

 でも、困ったことになかなか頭に入らないんです。ショックだったのは参考書を勉強して終わろうとした時のこと。鉛筆で書き込みがあって、ここは昨日やったところだと気がついたけど、内容を100%覚えていなかったんです。こんなに吸収しなくなったのかと思ってもうガックリ。体を使うことはいっぱいやってきたけど、頭を使ってこなかったからかなあなんて(笑)。

 元々勉強は得意じゃなかったけど、やっぱり頭の体操をすることは大切だと思いましたね。もっとも、ショックは受けたけど、勉強するのをやめようとは思ったことがなくて。動画でドラマを見ながらポツンポツンと単語や短い会話がわかったりすると、メチャクチャうれしい。韓国語でファイトをファイティンと言うんですけど、自分を励ます感じで「ファイティン! 頑張ろう」と声に出しています。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  2. 2

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 3

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  4. 4

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  5. 5

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  1. 6

    人権救済を申し立てた国分太一を横目に…元TOKIOリーダー城島茂が始めていた“通販ビジネス”

  2. 7

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  3. 8

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    結局、「見たい人だけが見るメディア」ならいいのか? 「DOWNTOWN+」に「ガキ使」過去映像登場決定で考えるコンプライアンス

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性