学園モノは“鬼門”だが…松坂桃李『御上先生』が『海に眠るダイヤモンド』で脱落した日曜劇場ファンを呼び戻す

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 テレビコラムニストの亀井徳明氏は「評価も数字もトップクラスを続けるTBS日曜劇場だからこそ、いろいろ言われるとは思いますが、『海に眠る』が作れるということがTBSドラマの強さだと僕は思いました」と、こう続ける。

「話の進め方の緩急が、これまでの日曜劇場とはずいぶん違うなという印象でした。たとえば、第7話のラストで斎藤工さんが演じた進平の悲劇の場面。通常ならもうちょっと細かい描写もありそうなんですが、あえてそれをせず、翌週の第8話の冒頭ではすでに終わったことに。従来の日曜劇場なら、第8話でそのシーンを補足していたと思うんです。そういうリズムの違いが、日曜劇場ファンにとっては気持ち悪かったのかもしれませんね。でも、それには制作側の強い意思があったんだと思いますし、むしろそこにTBSドラマの“推進力”を感じました」

 そして来年1月からは松坂桃李(36=写真)主演の『御上先生』へ。松坂演じるエリート官僚が高校3年の担任教師となって日本の教育システムに立ち向かう話らしい。

「生徒役の奥平大兼さん、山下幸輝さん、窪塚愛流さん、永瀬莉子さん、蒔田彩珠さん、吉柳咲良さんなど、日曜劇場のリアタイ視聴者層にはまだ顔と名前が一致しない若手が多いかもしれませんが、いずれもすでに実績もある注目株が集まりました。タイトルもシンプルだし、3月の卒業シーズンに向けて分かりやすく盛り上がりそう」(前出のテレビ誌ライター)

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