定数削減も夫婦別姓潰しも…改めて自維連立政権合意のおぞましさと身勝手
数合わせのために維新と組んで、党首同士が急ごしらえで合意した政策の数々が動き出したが、案の定の大混乱だ。非核三原則、武器輸出規制の撤廃も含めて、こんな勝手な合意が許されるのか。身内に爆弾を抱え込んだ高市内閣の危うい暴走。
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予想通りの展開だ。議員定数の削減をめぐって、自民党内が大騒ぎになっている。
自民党と日本維新の会は、5日にも「衆院議員定数の削減法案」を議員立法として国会に提出する予定だ。17日の会期末までに成立させるという。
衆院議員定数の削減は、自民と維新が「連立政権」をスタートさせる時、維新の肝いりで「連立合意書」に盛り込まれたものだ。
削減法案の中身は、現在465人となっている衆院の定数を約1割削減し、具体的な削減方法は関連法案の施行から1年以内に結論を得る、というもの。いわゆる「プログラム法案」と呼ばれるものだ。もし、1年以内に結論が得られなければ、小選挙区を25議席、比例区を20議席、それぞれ自動的に削減するとなっている。
自民党執行部は2日、党内手続きを開始したが、案の定、党内は大モメになった。約1時間半の会議では、出席議員から「なぜ1割削減なのか」「なぜ1年なのか」「進め方が乱暴だ」と異論や不満が噴出。


















