うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

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水道橋博士(お笑い芸人で元参議院議員/62歳)

 お笑いコンビ「浅草キッド」として人気を博し、エッセーや評伝の書き手としても活躍。3年前にはれいわ新選組から国政選挙に打って出て当選し、参議院議員になった。しかし、うつ病を発症し実質3カ月の議員活動で辞職。水道橋博士さん、今、どうしているのか。

  ◇  ◇  ◇

「体調はとても良いです。議員辞職後に半年休養し2023年の8月18日──僕の61歳の誕生日に高円寺で行ったトークイベントで復帰しました」

 JR高円寺駅そばにある、行きつけの居酒屋カフェ「じっこ」で会った水道橋博士さん、まずはこう言った。

 復帰後は「虎人舎」という会社をつくって、興行師としてイベントを企画・演出・出演したり、昨年は書評本「本業2024」(青志社)を出版したりで、「現在はタレント時代の平均の3分の1くらいの収入ですね」。

「議員辞職後は精神疾患についての体験本『うつ病と言う名の樹海(仮)』を執筆中で“運動、会話、銭湯”がうつ予防の3原則だと仮説を立てて実践しています。銭湯は年間300日目標で通っていて、行きつけの銭湯の隣にあるコワーキングスペースを僕の勉強部屋として、毎日、noteに書く日記や本、イベントの台本の原稿などを書いています。もともとボーッとしたりノンビリできないワーカホリック体質なので、夜は仕事をしないと決めて、高円寺近辺のバーで深夜まで必ず飲んでいます。それでも5時間弱の睡眠で必ず起床します。もともとショートスリーパーです」

 博士さんは現在、中野区在住だが、杉並区高円寺は議員辞職するまで22年間住んだ馴染みの土地。それで、今も高円寺をベースに暮らしているのだ。

「高円寺では地下1階、地上4階の戸建てに住んでいました。うつで収入がなくなったので、2年前、9000万円で不動産屋に売ったところ、不動産屋はリフォームして1億8000万円で中国人に売り、その中国人は今、1泊8万円の民泊を運営していますよ」

 思い入れのある我が家。家族の気持ちは複雑だろう。博士さんは02年、12歳年下の一般女性と結婚。現在、22歳になる長男、18歳の長女、16歳の次男の3人の子どもに恵まれたはずだが、「今、“第4次離婚危機”を迎えている」という。

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