中井貴一の“困り芸”は匠の技だが…「続・続・最後から二番目の恋」ファンが唱える《微妙な違和感》の正体
そして、第3話中盤での小泉と飯島直子(57)の会話のシーン。
「“専業主婦”と“働く女子”について、TBSで放送中の『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』が全話で言いたいことをこのワンシーンだけで表現していて、“トレンディー”だけじゃない凄みがありました」(亀井徳明氏)
ただ、SNSではシリーズのファンから“微妙な違和感”を唱える声もあるようだ。
「脚本、キャストは同じですし、ヤエル・ナイムの挿入歌も同じですが、演出スタッフが前2作とは違うんです。かなり前2作に寄せてはいますが、ちょっとした場面転換や絵作りの違いを感じ取るファンも少なからずいるようですね」(前出のテレビ誌ライター)
その点に関して前出の亀井徳明氏はこう言う。
「実は僕も、前2作での小泉さんと中井さんが酔っ払う場面が好きだったんですが、今作では、お酒を飲む場面はあっても“へべれけ”にはならないのがちょっと物足りない。演出の違いというよりは、年を重ねてそこまで飲めなくなったというリアルなのかもしれませんが、何か他に“思惑”も感じます。でも、中井さんの“困り芸”はますます磨きがかかっているし、多くの視聴者は演出の微妙な違いはさほど気にせず楽しんでいると思いますよ」