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増田俊也小説家

1965年、愛知県生まれ。小説家。2012年「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で大宅壮一ノンフィクション賞と新潮ドキュメント賞をダブル受賞。現在、名古屋芸術大学客員教授として文学や漫画理論の講義を担当。

「時代と寝た男」加納典明(9)動物王国移住を決め、まずアラスカに行った「かっこつけ人間」のこだわり

公開日: 更新日:

 小説、ノンフィクションの両ジャンルで活躍する作家・増田俊也氏による新連載がスタートしました。各界レジェンドの一代記をディープなロングインタビューによって届ける口述クロニクル。第1弾は写真家の加納典明氏です。

  ◇  ◇  ◇

加納「さっきも言ったように俺は大抵見切るんだよ。相手を見て『こんな感じかな』『こういうところが勘どころだな』とか、見切りを持ってカメラのシャッターを押す。その感応能力っていうか、感知能力というか、俺の感性ってのは、やっぱり写真で育てたわけだよな。そこで判断をしていくと、あの人はちょっと俺、わかんなかったわけだよ。俺にしては非常に珍しいんだけど。女性も含めて、俺は写真家としての感応能力で見切ってやってきた。写真においては文句なしの世界をやってきたと思ってる。それなのにムツゴロウさんというのは俺の能力で、よくわからなかったんだ。内面的にいえばそれが大きなきっかけだった」

増田「最初のその雑誌取材は加納さんの単独の撮影仕事で王国へ行った?」

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