著者のコラム一覧
増田俊也小説家

1965年、愛知県生まれ。小説家。北海道大学中退。中日新聞社時代の2006年「シャトゥーン ヒグマの森」でこのミステリーがすごい!大賞優秀賞を受賞してデビュー。12年「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で大宅壮一賞と新潮ドキュメント賞をダブル受賞。3月に上梓した「警察官の心臓」(講談社)が発売中。現在、拓殖大学客員教授。

加納典明(9)動物王国移住を決め、まずアラスカに行った「かっこつけ人間」のこだわり

公開日: 更新日:

加納「いや。誰か文筆家、あなたみたいな人がいて、一緒に王国へ行って取材してくれっていう雑誌の企画だった。俺が撮影で。そこでいろいろ話をして、要するに見切りができなかった部分とか、興味が非常に湧いたというか、もっと知ってみたいなというのがあった。そして彼が住んでるその世界っていうか、動物王国っていうエリアに対して、ここで1回暮らしてみたいなって、もうそん時に思ったんだよな」

増田「それで、よし、行こうと。最初北海道で対談した時は冬だったんですか」

加納「いやじゃないな、秋の終わりか、そんな感じだったと思うよ」

増田「で、移住された時の季節は」

加納「4月。子供たちの学校のタイミングに合わせたのかな。学年が変わるというか」

増田「それまでの半年で準備をしていったと」

加納「仕事を切ったりもしなきゃいけませんし、そういった準備に半年かかった。それと同時に畑正憲なるものはどんな人間かってんで、彼の著作も全部読んだり、俺なりのリサーチをした。こっちの整理整頓もしなきゃいけないじゃない。で、家族を連れてくかうんぬんも迷ったけど、とにかく連れてこうと、はい、子供たちにとっていい環境だろうと」

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