著者のコラム一覧
増田俊也小説家

1965年、愛知県生まれ。小説家。北海道大学中退。中日新聞社時代の2006年「シャトゥーン ヒグマの森」でこのミステリーがすごい!大賞優秀賞を受賞してデビュー。12年「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で大宅壮一賞と新潮ドキュメント賞をダブル受賞。3月に上梓した「警察官の心臓」(講談社)が発売中。現在、拓殖大学客員教授。

「時代に挑んだ男」加納典明(9)動物王国移住を決め、まずアラスカに行った「かっこつけ人間」のこだわり

公開日: 更新日:

増田「他に準備というと?」

加納「まずアラスカに行ったんだよ。アンカレジに」

増田「極寒地の予行演習として」

加納「そうだけどそれだけじゃない。北海道で本格的に着る衣服っていうのが、ファッション的に言うと、日本にはろくなものもまだなかったからね。だから、かっこつけ人間としてはかっこよくそのアウトドアライフをやりたかったわけだよ。で、衣類とか道具とかをアラスカまで買いに行った。まだ日本で買えなかったザ・ノース・フェイスやラルフ・ローレンなんかをどっさり買った」

増田「豪快ですね(笑)。アラスカにはどれぐらい滞在されたんですか」

加納「買い物だけだから、10日ぐらいじゃないかな。全部揃えた」

増田「たしか横浜港から船で王国へと移住されるんですよね。飛行機や鉄路ではなく船というのは理由があったんですか」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"