著者のコラム一覧
増田俊也小説家

1965年、愛知県生まれ。小説家。北海道大学中退。中日新聞社時代の2006年「シャトゥーン ヒグマの森」でこのミステリーがすごい!大賞優秀賞を受賞してデビュー。12年「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で大宅壮一賞と新潮ドキュメント賞をダブル受賞。3月に上梓した「警察官の心臓」(講談社)が発売中。現在、拓殖大学客員教授。

加納典明(15)「娘には甘かったけど、双子の息子たちにはシビアに接した」

公開日: 更新日:

増田「ヒグマと遭遇したりはしなかったですか」

加納「ヒグマはなかった。エゾシカ*やキタキツネはしょっちゅう出くわしたけど」
 
※エゾシカ:本州に棲息するニホンジカの亜種で、現在は北海道に70万頭以上いると推測されている。動物学におけるベルクマンの法則「同じ種の恒温動物は寒い地域に住むほど体が大きくなる」通り、ニホンジカの平均体重が42キロなのに対しエゾシカでは最大150キロほどになる。巨大な体のため、自動車との衝突事故では自動車が廃車になるほどの衝撃がある。
 
増田「ヒグマ、怖くなかったですか。バイクで走ってて」

加納「そりゃ怖いよ。遭いたくなかったね」

(第16回につづく=火・木曜掲載)

▽かのう・てんめい:1942年、愛知県生まれ。19歳で上京し、広告写真家・杵島隆氏に師事する。その後、フリーの写真家として広告を中心に活躍。69年に開催した個展「FUCK」で一躍脚光を浴びる。グラビア撮影では過激ヌードの巨匠として名を馳せる一方、タレント活動やムツゴロウ王国への移住など写真家の枠を超えたパフォーマンスでも話題に。日宣美賞、APA賞、朝日広告賞、毎日広告賞など受賞多数。

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