著者のコラム一覧
田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

吉田鋼太郎は「聖パウロ学園」の禁欲生活中にシェイクスピア出会い…舞台に立ちたい一心で上智大に合格

公開日: 更新日:

 徹底した禁欲生活を強いられた吉田だったが、この学校に来ていなければ、演劇の道に進むことはなかったかもしれない。勉強以外やることがないので本ばかり読んでいた吉田に、教師の一人が休みを前にチケットをくれた。シェークスピア喜劇だった。すっかり魅了され、自分も舞台に立ちたいと、受験勉強に励むようになった。シェイクスピア研究会のある上智大を目指すことにしたのだ。文学部ドイツ文学科に見事、合格した。

 大学に入り抑圧から解放された吉田はのちのモテ男の片りんを見せ始める。「当時から女心をくすぐるようなところがあったと聞いたことがある」と証言するのは上智大OGだ。最初の結婚は20歳の時。相手はシェイクスピア研究会の8歳上の先輩だった。妻の収入にばかり頼るのは気が引け、バイトの毎日。安定した収入を得ようと劇団四季に入ったことも。踊りが苦手で半年で辞めた。上智大は除籍になり、最初の妻とは25歳の時、離婚した。

「4度も結婚(うち1度は事実婚)をしているくらいですから、とにかく女性が放っておかないということでしょう。別れても不思議と、女性から吉田に対する悪口が出てくることはない」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    巨人・岡本和真がビビる「やっぱりあと1年待ってくれ」…最終盤に調子を上げてきたワケ

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  5. 5

    ドラフト外入団の憂き目に半ば不貞腐れていたボクを最初に見出してくれたのは山本浩二さんだった

  1. 6

    高市早苗氏の「外国人が鹿暴行」発言が大炎上! 排外主義煽るトンデモ主張に野党からも批判噴出

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円? DeNA戦で市場価値上げる“34戦18号”

  3. 8

    概算金が前年比で3~7割高の見通しなのに…収入増のコメ生産者が喜べない事情

  4. 9

    権田修一が森保J復帰へ…神戸サポもビックリ仰天“まさかの移籍劇”の舞台裏

  5. 10

    マツコはやっぱり怒り心頭だった…“金銭トラブル”前事務所社長を「10億円提訴」報道