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増田俊也小説家

1965年、愛知県生まれ。小説家。北海道大学中退。中日新聞社時代の2006年「シャトゥーン ヒグマの森」でこのミステリーがすごい!大賞優秀賞を受賞してデビュー。12年「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で大宅壮一賞と新潮ドキュメント賞をダブル受賞。3月に上梓した「警察官の心臓」(講談社)が発売中。現在、拓殖大学客員教授。

「時代に挑んだ男」加納典明(36)英語が堪能?いや、全然しゃべれないけど言語度胸はあるんだ

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加納「そうだね。平面をどう立体にするかみたいなことも考えただろうし、世界中からニューヨークに集まっていた気鋭の芸術家たちと交わって爆発したかった」

増田「そのころ日本で撮影した女性というと」

加納「たとえば、鰐淵晴子*とか松岡きっこ、桃井かおりとか若林美宏」

※鰐淵晴子:1945年東京都生まれ。女優・歌手・バイオリニスト。165センチ48キロ。母はドイツ系でハプスブルク家の末裔という名家。著名なバイオリニストだった父の指導を受けて8歳ごろには全国で天才少女として活躍した。後に女優デビューし、その美貌と演技力で一世を風靡した。

増田「当時の錚々たるメンツですね」

加納「スーパーモデルの連中とか文化人、モード系のファッション関係の人たち。男だと三宅一生とか」

増田「その間もずっとニューヨークのことが頭から離れず」

加納「精神的にきつかったね。世界一になりたいという渇仰があって、世界一になるにはニューヨークでトップにならないとという気持ちがあった」

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