「時代に挑んだ男」加納典明(36)英語が堪能?いや、全然喋れないけど言語度胸はあるんだ
加納「それはときどき言われる」
増田「でも、そういう言語能力があったからこそ『すぐにニューヨークに戻りたい』っていう気持ちが出たんでしょうね。コミュニケーションを素で取れるというのは武器ですよね」
加納「やれるという手応えをつかんだんだな、向こうで」
増田「世界の一流ばかりのところで怖さはなかったんですか」
加納「なかったね。俺を見ろって感じだった。マンハッタンを歩いていると雑誌でしか見たことがないアーティストとすれ違うんだ。俺はそういうときに何の遠慮もしない。何の怖さもない。相手が誰だろうと、どういう場であろうと」
増田「子供の頃からの性質ですかね」
加納「そうだね。発表したがりかもしれないし、要するに『俺をわかってほしい』というのがあるのかもしれないけども。そういうパワーは半端じゃない」
増田「いまよく言われる承認欲求ですね」