戦後80年の節目…デタラメな音楽特番がこれから増えそう
ちなみに、81年は松本伊代「センチメンタル・ジャーニー」だが、調べてみたら同じ年に、寺尾聰「ルビーの指環」や松山千春「長い夜」、都はるみ「大阪しぐれ」などのヒット曲があった。
これらを差し置いて松本伊代って……。なにかと日テレに貢献するヒロミへの忖度か。
さらに20年代。20年がSixTONES「Imitation Rain」、25年がtimelesz「Rock this Party」。そうまでして旧ジャニーズをねじ込みたいか。日本人のひとりとして言わせてもらうが、この歌に支えてもらったことなどありませんから。
司会は堺正章・小泉孝太郎・SixTONES。それぞれ、昭和・平成・令和の代表ということなのだろうが、結局、船頭多くしてまとまりなし。
うれしかったのは86年の小林旭「熱き心に」で本人による歌声も聴くことができたことだが、小泉ら若手のMCはまだまだ。マチャアキが50年代あたりの美空ひばり、灰田勝彦、トニー谷、石原裕次郎らの顔ぶれを見て「全員と共演しています」と発言したにもかかわらず、スルー。自慢話のひとつくらいさせてあげろよ、と思った。そこは中間世代である小泉がフォローしないと。