著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

戦後80年の節目…デタラメな音楽特番がこれから増えそう

公開日: 更新日:

 ちなみに、81年は松本伊代「センチメンタル・ジャーニー」だが、調べてみたら同じ年に、寺尾聰「ルビーの指環」や松山千春「長い夜」、都はるみ「大阪しぐれ」などのヒット曲があった。

 これらを差し置いて松本伊代って……。なにかと日テレに貢献するヒロミへの忖度か。

 さらに20年代。20年がSixTONES「Imitation Rain」、25年がtimelesz「Rock this Party」。そうまでして旧ジャニーズをねじ込みたいか。日本人のひとりとして言わせてもらうが、この歌に支えてもらったことなどありませんから。

 司会は堺正章小泉孝太郎・SixTONES。それぞれ、昭和・平成・令和の代表ということなのだろうが、結局、船頭多くしてまとまりなし。

 うれしかったのは86年の小林旭「熱き心に」で本人による歌声も聴くことができたことだが、小泉ら若手のMCはまだまだ。マチャアキが50年代あたりの美空ひばり、灰田勝彦、トニー谷、石原裕次郎らの顔ぶれを見て「全員と共演しています」と発言したにもかかわらず、スルー。自慢話のひとつくらいさせてあげろよ、と思った。そこは中間世代である小泉がフォローしないと。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  2. 2

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  3. 3

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  2. 7

    高市首相のいらん答弁で中国の怒りエスカレート…トンデモ政権が農水産業生産者と庶民を“見殺し”に

  3. 8

    ナイツ塙が創価学会YouTube登場で話題…氷川きよしや鈴木奈々、加藤綾菜も信仰オープンの背景

  4. 9

    高市首相の台湾有事めぐる国会答弁引き出した立憲議員を“悪玉”にする陰謀論のトンチンカン

  5. 10

    今田美桜「3億円トラブル」報道と11.24スペシャルイベント延期の“点と線”…体調不良説が再燃するウラ