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鎮目博道テレビプロデューサー、コラムニスト、顔ハメ旅人

テレビプロデューサー、コラムニスト、顔ハメ旅人。テレビ朝日で社会部記者を経て、報道・情報系を中心に番組ディレクター、プロデューサーを務め、ABEMAの立ち上げに参画。2019年8月に独立。近著に『アクセス、登録が劇的に増える!「動画制作」プロの仕掛け52』(日本実業出版社)、『腐ったテレビに誰がした? 「中の人」による検証と考察』(光文社)、メディアリテラシーについての絵本『それウソかもよ? うちゅうじんがやってき た!のまき

WBC日本国内の独占配信権はNetflixに…テレビ局が「ドル箱」コンテンツを手放さざるを得ない背景は?

公開日: 更新日:

 とにかくテレビ局のパワーが落ちたので、海外の権利ものは買えないからもう国内の超ドメスティックなものしか放送できない感じになりつつあります。

■面白い番組は有料配信でしか見られなくなる?

 どんどん「面白いスポーツ中継が見たければ金を払いな!」的なことにはなっていくのだと思います。でも、これよく考えるとスポーツだけの話ではありませんよね。洋画なんかも地上波ではあまり見られなくなってきてますし、ドラマも面白いものは配信でやることが増えてます。

 バラエティーはさすがに地上波のお家芸! かと思ったらこれも「ダウンタウンチャンネル」とか登場してますし、いずれ面白い番組は有料配信でしか見られなくなるかもしれません。そうすると、そのうち地上波でタダで見られるのは「朝から晩までほとんど通販とワイドショーや情報番組、ニュースだけ」ということになりそうです。ま、いまでもそんな傾向はありますが。

 なんだかますます地上波離れが進みそうですね。思うに地上波って規模感が中途半端なんですよね。YouTubeとかのネットコンテンツほど身軽で自由でもなく、Netflixとかの国際配信プラットフォームほどビッグじゃないから金もない。どっちつかずって感じですね。

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