梅宮辰夫の友思い…酒浸りの山城新伍に手作り弁当を
先日、知人から連絡があり、直腸検査を受けてポリープを切除したという話を聞いた。悪いものではなかったようだが、数日間、おかゆ中心で消化のよいものを食べるように言われたそうだ。
その話で思い出したのが、故・梅宮辰夫さん(2019年.81歳没)のことだ。一時期、娘の梅宮アンナの羽賀研二との交際のこともあって何度も取材した。ある時、カメラチームを連れて東京・渋谷の自宅へ行くと、ちょうど梅宮さんが家を出てきたところで、すぐに声をかけてみた。手にはなんとカップ麺を持っていて、割り箸を割ってすすり始めた。
「食べ終わるのを待ちましょうか」と言うと、「いやあ、かまわないよ。今日、検査を受けてポリープを取ってきたんだ」と話し、「ゆうべから何も食べてなくて、腹が減っちゃって……」と続けた。聞けば、毎年、検査のたびにポリープを切除していて、もう慣れっこで食事に神経を使う必要もないそうだ。
梅宮さんといえば、食通で料理がうまいことで知られていた。それなのに庶民派のカップ麺なので笑ってしまったが、頓着がない様子だった。