波瑠×川栄李奈でしか成立しない「フェイクマミー」“面白くなさそう予想"を覆したキャスティングの妙
川栄でなければ波瑠の良さは引き出せなかった
「そういう納得できない点を『いったん置いておこう』と思えたのは、何と言っても波瑠さんと川栄さん、それぞれのキャラがあまりにもハマっていて、とてもいいお芝居をされていたから。まさに適材適所、キャスティングの妙。それが存分に味わえるのが『フェイクマミー』。いろは役の池村さんの演技も良くて、トリプル主演と言っても過言ではないほどです」
池村は2023年にミュージカル「SPY×FAMILY」でアーニャ役を演じて注目を集めた子役で、2021年放送のNHK朝ドラ「おかえり、モネ」ではヒロインの百音(清原果耶=23)の子ども時代を演じている。
「いろははズバ抜けた知性を持つ、いわゆる”ギフテッド”と呼ばれる天才児です。2017年公開の洋画『ギフテッド』のように、天才児といえば悲喜こもごもあり、それだけで1本の映画になるほど物語を広げやすい。ですから個人的には『フェイクマミー』でも特に池村さんの演技に注目しています」(映画誌ライター)
あらすじからの事前予想を、いい意味で裏切ったようだ。
「波瑠さんのピンの主演でもおかしくないドラマなんですが、彼女の主演ドラマはこのところパッとしない。”保険”の意味もあって芸達者な川栄さんをダブル主演に置いたのかもしれませんが、2人の掛け合いは息ぴったり。逆に"陽キャ"の川栄さんでなければ、クールビューティーな波瑠さんの良さが引き出せなかったように思います」(スポーツ紙芸能デスク)
陰と陽の相乗効果。秋ドラマの台風の目となるか。
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