著者のコラム一覧
増田俊也小説家

1965年、愛知県生まれ。小説家。北海道大学中退。中日新聞社時代の2006年「シャトゥーン ヒグマの森」でこのミステリーがすごい!大賞優秀賞を受賞してデビュー。12年「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で大宅壮一賞と新潮ドキュメント賞をダブル受賞。3月に上梓した「警察官の心臓」(講談社)が発売中。現在、拓殖大学客員教授。

「時代に挑んだ男」加納典明(55)妄想モノばっかり、日本文化の代表である漫画がそんなのでいいのかな

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増田「2010年くらいまでは、歌の9割9分が恋愛の歌だったような気がしませんか」

加納「今はそれがダメなのかい?」

増田「ダメというか、リアルな恋愛を知らない世代の歌手が出てきてるんじゃないですか。iPhoneが初めて出たのが2007年だから、それくらいから文化が破壊されてきてますね」

加納「活字文化も音楽文化も。写真にも影響が出そうだな」

増田「もちろん便利になったりいろいろ良いこともたくさんあります。でもスマホひとつあるだけで、空いた時間が消えてしまって文化が破壊されちゃった。とくに書籍と音楽がひどい。もちろん印刷された写真集や雑誌もそうです」

加納「俺はだから自分で自分の思索時間を作ってる」

増田「先日おっしゃってた一種の禅のような時間ですね」

加納「そう。寝る前の1時間から1時間半を瞑想に充てている」

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